奥山雄太「いけない先生」インタビュー(3) 演劇と映像のいいとこ取り

  • 2019.12.21 Saturday
  • 19:15

皆さま、こんにちわ/こんばんわ!ろりえ制作部です。

 

作・演出・ろりえ主宰の奥山雄太さんインタビュー。第3回であり最終回のタイトルは、「映像と演劇のいいとこ取り」(前回記事はこちら)

 

__岩井さん、チラシのビジュアルが、いけない感じで素敵ですね。

 

 

奥山雄太(以降、奥)岩井七世さんは前回「ミセスダイヤモンド」で初めてご一緒したのですが、絶対の信頼感があります。市井の人も演じられるけど、華があって、ちょうどいいフィクション感があるというか。

大人になりきれない青臭さも表現できるし、前回もそうでしたが、どうしても主人公というか、「僕」を投影する役をやって貰いたくなっちゃいますね。

(前回公演「ミセスダイヤモンド」舞台写真)

 

チラシで生徒役の斉藤結女さんは、僕が脚本を書いた映画「はめられて Road to Love」(監督:横山翔一)のヒロインだったのですが、ろりえのオーディションに来てくれて。今回初めてご一緒します。楽しみですね。

 

__奥山さんは映像の脚本のお仕事が多いですが、どういうきっかけでドラマの脚本を書き始めたんですか?

 

奥:ろりえの公演を三鷹(市芸術文化センター)でやった時に、ドラマ「都市伝説の女」のプロデューサーさんが観に来てくださって。そのまま「都市伝説の女」を1本書かせて貰ったのがきっかけですね。その時は本当に何もわからなかったので、手取り足取り、ドラマの脚本の書き方を丁寧に教えて貰いました。「このギャグはいらない」とか一個一個検証してくれたり(笑)。今の僕があるのは、そのプロデューサーさんのおかげですね。

 

__舞台と映像の脚本で、違いを意識することは?

 

奥:自分が書きたいものを何でも書ける訳じゃなくて、多くの場合、依頼で書いているのが一番大きな違いですよね。演劇は自分が書きたいものをそのまま発表できるけど、映像はプロデューサーや監督やいろんな人がいて、その人たちが書いて欲しいもの、みんなが表現したいものを汲み取って書く必要がある。原作があったりもするし。

 

__「なつぞら」のスピンオフドラマも書かれましたね。

 

奥:それもやっぱり、今回演出を担当した土井さんが、去年のろりえの公演を見てくださって。朝ドラのスピンオフを作ろうという時に、「僕と組みたい」とドラマ部の方に提案してくれたそうなんですよね。

そう考えると、ろりえの公演では自分がその時に「一番書きたいもの」を好きなように書いて、で、それを見てくださった方が「こういうものを書きませんか」とオファーをくれる。いい循環というか、純粋にありがたいなと思います。

 

奥:一方で、大学の同級生の横山翔一監督とは、自主映画と商業映画の間みたいな感じで、かなり自由に映画を作れているし、宮岡太郎監督の映画「恐怖人形」も、宮岡監督がやりたいことを聞き取って、もう全部詰め込んで、原作もなく、完全にゼロから作り上げた感じですね。

 

奥:そういえば、ろりえの台本は今まで一人で家で苦しんで書いて、いつまでも書けない……ということが多かったんですが、映像の本打ち(台本の打ち合わせ)でいろんな人と話し合って物語を作ることに慣れてきたので、ろりえの作品でも人に頼れるようになりました。劇団員や、ろりえに何回も出てくれている役者の方をファミレスに呼び出して、「どうかな」「どうですかね」って聞いて……。もう本当、みんなのおかげで生かされてます。

 

___「いけない先生」をどんなお客様に観て欲しいですか?

 

奥:やっぱり自分が気になっていることを描いているので、20代〜30代の悩める人には是非観て欲しいですね。

 

あとは、斉藤結女さんと同じく、僕が脚本を書いた横山翔一監督の映画(新橋探偵物語)でスカウトした長野こうへいさんに出てもらうので、映画好きな方にも観て欲しい。秋乃ゆにさんも最近たくさん映画に出てますし。

 

最近ドラマや映画の脚本を書かせて貰うことが増えてきたので、演劇と映像のいいとこ取りな作品にしたいと思っています。

 

今回初めての学園モノだし、高校生のみなさんにも見て欲しいし。枚数限定ですが、高校生以下は無料なんですよ!

 

……いやでも、もちろん老若男女、全ての方に観て欲しいです!

 

___最後に、お客様にメッセージをお願いします!

 

奥:20代の時は壁を見つけても勢いで乗り越えてきたつもりだったのですが、30代になり、壁を見つけたら立ち止まったり、迂回しようとしてかえって迷ったりするようになりました。

 

僕と同じように人生に迷っている方が、「いけない先生」を見て、年の瀬に笑ってくれたらいいなと思います。

 

 

インタビュー・構成/枝山理子

 

ろりえ第13回公演「いけない先生」

2019年12月26日〜30日@下北沢駅前劇場

チケット好評発売中!

http://rorie.jp/rorie2019sense

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